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まぁ、お茶でも飲みながらまったりと見てってください。

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世の中の面白いものを収集・紹介するブログ
【百物語】 第38話 赤い靴の女の子
赤い靴の女の子


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テーマ:あああああああああああああ - ジャンル:

【百物語】 第37話 ヤマノケ
151 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2007/03/18(日) 00:28:53 ID:bbuLHCGI0
2/5に洒落怖スレにID:uuWi3n130 による書き込みがされる。
一週間前に山形・宮城の県境の山道にて、「ヤマノケ」に遭遇、娘が取り憑かれる。
書き込みの時点で娘の状態はまだ正気に戻っていない。

3/15に>>1が本スレを立てる。

===================================================================

ヤマノケとは?

・女にのみ取り憑く→女を母体にして仲間を増やすためか?
              他にも意味が?
              動物霊などは女に取り憑くことが多いらしい。
・ジャミラのようなシルエット。足は一本かどうかは解らない。顔は胸にある。 
                  →半人半蛇?
                  →ふんどしを剥ぎ取られて自殺した女性の怨念がこもったふんどしの怪?
・ケンケンのような感じで移動。全身、両手を滅茶苦茶に動かしている。
・謎の声(音?)である「テン(ケン)・ソウ・メツ」が口癖
・「はいれたはいれたはいr(ry)」とも言うことから日本語も一応解す?

・住職はおそらくその前にも事例に遭遇したこと有り。
・「ヤマノケ」がどういう字を当てるかは不明。正式名かも不明。
・付近の場所は山形 赤木ドライブイン  山形県東根市大字関山女滝1851-3 という 候補有り。(3/17 ID:1s7jZFdSO)


ヤマノケ


167 1/3 2007/02/05(月) 22:47:31 ID:uuWi3n130
一週間前の話。
娘を連れて、ドライブに行った。
なんてことない山道を進んでいって、途中のドライブインで飯食って。
で、娘を脅かそうと思って舗装されてない脇道に入り込んだ。

娘の制止が逆に面白くって、どんどん進んでいったんだ。
そしたら、急にエンジンが停まってしまった。

山奥だからケータイもつながらないし、車の知識もないから
娘と途方に暮れてしまった。飯食ったドライブインも歩いたら何時間かかるか。
で、しょうがないからその日は車中泊して、次の日の朝から歩いてドライブイン
行くことにしたんだ。

車内で寒さをしのいでるうち、夜になった。
夜の山って何も音がしないのな。たまに風が吹いて木がザワザワ言うぐらいで。

で、どんどん時間が過ぎてって、娘は助手席で寝てしまった。
俺も寝るか、と思って目を閉じてたら、何か聞こえてきた。

今思い出しても気味悪い、声だか音だかわからん感じで

「テン(ケン?)・・・ソウ・・・メツ・・・」って何度も繰り返してるんだ。

最初は聞き間違いだと思い込もうとして目を閉じたままにしてたんだけど、
音がどんどん近づいてきてる気がして、たまらなくなって目を開けたんだ。




168 2/3 2007/02/05(月) 22:48:10 ID:uuWi3n130
そしたら、白いのっぺりした何かが、めちゃくちゃな動きをしながら車に近づいて
くるのが見えた。形は「ウルトラマン」のジャミラみたいな、頭がないシルエットで
足は一本に見えた。そいつが、例えるなら「ケンケンしながら両手をめちゃくちゃに
振り回して身体全体をぶれさせながら」向かってくる。

めちゃくちゃ怖くて、叫びそうになったけど、なぜかそのときは
「隣で寝てる娘がおきないように」って変なとこに気が回って、叫ぶことも逃げることも
できないでいた。

そいつはどんどん車に近づいてきたんだけど、どうも車の脇を通り過ぎていくようだった。
通り過ぎる間も、「テン・・・ソウ・・・メツ・・・」って音がずっと聞こえてた。

音が遠ざかっていって、後ろを振り返ってもそいつの姿が見えなかったから、ほっとして
娘の方を向き直ったら、そいつが助手席の窓の外にいた。
近くでみたら、頭がないと思ってたのに胸のあたりに顔がついてる。思い出したくもない
恐ろしい顔でニタニタ笑ってる。

俺は怖いを通り越して、娘に近づかれたって怒りが沸いてきて、「この野郎!!」って
叫んだんだ。
叫んだとたん、そいつは消えて、娘が跳ね起きた。

俺の怒鳴り声にびっくりして起きたのかと思って娘にあやまろうと思ったら、娘が
「はいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれたはいれた」
ってぶつぶつ言ってる。



169 3/3 2007/02/05(月) 22:48:49 ID:uuWi3n130
やばいと思って、何とかこの場を離れようとエンジンをダメ元でかけてみた。そしたら
かかった。急いで来た道を戻っていった。娘はとなりでまだつぶやいている。

早く人がいるとこに行きたくて、車を飛ばした。ようやく街の明かりが見えてきて、
ちょっと安心したが、娘のつぶやきが「はいれたはいれた」から「テン・・ソウ・・メツ・・」に
いつの間にか変わってて、顔も娘の顔じゃないみたいになってた。

家に帰るにも娘がこんな状態じゃ、って思って、目についた寺に駆け込んだ。
夜中だったが、寺の隣の住職が住んでるとこ?には明かりがついてて、娘を引きずりながら
チャイムを押した。

住職らしき人が出てきて娘を見るなり、俺に向かって「何をやった!」って言ってきた。
山に入って、変な奴を見たことを言うと、残念そうな顔をして、気休めにしかならないだろうが、
と言いながらお経をあげて娘の肩と背中をバンバン叩き出した。

住職が泊まってけというので、娘が心配だったこともあって、泊めてもらうことにした。
娘は「ヤマノケ」(住職はそう呼んでた)に憑かれたらしく、49日経ってもこの状態が続くなら
一生このまま、正気に戻ることはないらしい。住職はそうならないように、娘を預かって、
何とかヤマノケを追い出す努力はしてみると言ってくれた。妻にも俺と住職から電話して、
なんとか信じてもらった。住職が言うには、あのまま家に帰っていたら、妻にもヤマノケが
憑いてしまっただろうと。ヤマノケは女に憑くらしく、完全にヤマノケを抜くまでは、妻も
娘に会えないらしい。

一週間たったが、娘はまだ住職のとこにいる。毎日様子を見に行ってるが、もう娘じゃないみたいだ。
ニタニタ笑って、なんともいえない目つきで俺を見てくる。
早くもとの娘に戻って欲しい。

遊び半分で山には行くな。



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【百物語】 第36話 「ナースステーションに来た」
ナースステーションに来た

129 名前:癒されたい名無しさん[] 投稿日:2011/06/06(月) 22:13:47.23 ID:UjBYGDIs

病院勤めしてるんだが、昼前にナースステーションで書類を書いていると、
なにやらナースが騒いでいた
なにかあったのかと聞くと、廊下に犬がいると言う
そんなばかな、すぐに追い出せよ! と廊下に出ると、確かに犬がいた
それも家の飼い犬のメンメンだった
俺の姿を認めると、尻尾を振って嬉しそうにこちらを見ている
なにがなんだかよくわからず、一瞬混乱したが、とにかく捕まえなきゃとしゃがんでメンメンを呼んだ

しかし、いつもなら飛び付いてくるメンメンが動かない
こちらから近づくと尻を向けて逃げてしまった
慌てて後を追ったが、角を曲がったところで忽然と消えてしまった
先は行き止まりだし、病室のドアは空いていない ほんとに幻のように消えた
その場に居合わせた全員あっけにとられたが、とにかく病棟全体を捜索し、
警備員にも頼んだのだが、メンメンは見つからなかった

ふと嫌な予感がし、仕事の合間に携帯をチェックすると、母からの着信が何件もあった
やはり、メンメンの訃報だった
俺がメンメンを見たほぼ同じ時刻、散歩中リードから抜けると、そのまま道路に飛び出したらしい
俺は色々な意味でショックを受け、その日はそうそうに切り上げ早退した
驚いたのは家に帰ると、一人暮らし中の姉まで帰ってきていたことだ
姉は夜勤明けで眠りに着いた直後、メンメンの夢を見たらしい
やはりメンメンが尻尾を振ってこちらを見ているので、近づいたらそのまま逃げ、
消えてしまったという内容 そして母からの着信で目が覚めたとか

それまで霊現象など信じていなかっただけに、人生観を根底から揺さぶられた
そして最期に挨拶に来てくれたメンメンの律儀さに泣いた

目撃した人はみな線香をあげに来てくれ、メンメンはうちの職場ではちょっとした有名人(犬?)になった

しかしメンメンよ、挨拶に来てくれたのは嬉しいが、ちょっと目立ちすぎだよ笑
でもありがとうな 天国では大好きなチーズいっぱい食べて、いっぱい遊ぶんだぞ さよなら


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【百物語】 第35話 玄関の鍵
玄関の鍵


今日もまた上司に怒鳴られた。
OL仲間の間でもかなり評判が悪いハゲだ。
「私のストーカーの犯人はあのハゲだったりして…。」そんなことを考えつつ帰宅した。
家といっても、たった二部屋しかないボロアパート。
リビング+キッチンと寝室だけ。
窓もリビングにしかない。安いから良いけど。
玄関の鍵を開けて部屋にはいると、びっくりした。
リビングにあったタンスが荒らされていた。
そういや、朝食を食べに出た時に鍵をかけ忘れて、そのまま出勤したんだ……
くそっ!窓は全部鍵が掛かってるから、
玄関から入られたんだろう。あー気持ち悪い。むかつく。死んで欲しいと思う。
もう今日は疲れた。晩ご飯はいいや。警察には明日届けを出そう…
私は玄関の鍵が閉まってるのを確認し、寝室に向かった。


↓解説
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【百物語】 第34話 空き家
空き家


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【百物語】 第33話 船幽霊
船幽霊


日本全国各地に伝わる海上の幽霊が怨霊となったもの。
江戸時代の怪談、随筆、近代の民俗資料などに多く見られる。山口県や佐賀県ではアヤカシと呼ぶ。

柄杓で水を汲みいれて船を沈没させるなどと信じられた幽霊。
水難事故で他界した人の成れの果てといい、人間を自分たちの仲間に引き入れようとしているという。

Kyosai_Funayurei.jpg



その害を防ぐためには、握り飯を海に投げ入れたり、
底の抜けた柄杓を用意したりするなどの方法が伝えられている。
土地により亡者船、ボウコ、アヤカシなどとも呼ばれる。
同様に海の怪異として知られる海坊主も、地方によっては妖怪ではなく船幽霊の一種とされる。


その姿は地方や伝承によっていくつかに大別され、
◆船と亡霊が水上に現れるもの、
◆帆船など船そのものが亡霊として現れるもの(いわゆる幽霊船)、
◆人の乗っている船の上に亡霊だけが現れるもの、
◆海坊主や怪火として現れるもの、
◆山や断崖などの幻影や怪音現象として現れるもの

などがあり、以上の現象のいくつかが組み合わさった例も見られる。
海上での伝承が多いが、海のない地方でも河、湖、沼に現れたともいう。


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【百物語】 第32話 幽霊屋敷と呼ばれる家




↓関係ないけど、なんか怖い家
こんな暗い晩

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【百物語】 第31話 あやしい人物
あやしい人物


私は仕事ですごく疲れ自分のマンションに帰ってきた。
高い階に住んでいるのでエレベーターに乗ろうとしたらすでに男が乗っていた。
男は帽子を深く被り顔を見せないようにして立っている。
「気持ち悪いなぁ」と思ったが仕方がないので軽く挨拶をして乗った。
男は返事もせずただじっとうつむいたままだった。
男は途中でエレベーターを降りた。降りる時に肩がぶつかった。
一応私は「あ、すいません」と謝ったが、
その男は無視してまたさっきのように顔を見せないよううつむいたまま降りていった。

自分の部屋に帰り、少し落ち着いたところで何気なく男とぶつかったところを見てみると、
結構派手に血がついていた。
「うわぁー、なんなんだ。気持ち悪い」と思ったがさほど気にせずにいた。
それから何日か後、突然部屋のインターホンが鳴った。
『ピンポーン』「誰だろう。」とドアの覗き穴から見てみると警官が立っており、

「すいません、実はこのマンションで何日か前に殺人事件があったのですが、
あやしい人物などを目撃されませんでしたか?」
と聞いてきた。
「あ、あの人のことかな」と思ったが、その時見ていたドラマがちょうどいいところだったし、
仮に「見た」とでも言おうものなら詳しく聞かれてかなりの時間を割かれてしまうし、
大変だと思ったのでドア越しに「いいえ、見ていません」と言うと、何事もなく警官は帰っていった。

それから次の日、テレビを見ていたらニュースである殺人事件のことを報道していた。
場所はこのマンション。あの変な男とエレベーターに乗り合わせた日だ。
「やっぱりあの日なにかあったんだ」もう犯人は捕まったらしい。

そのあとテレビに犯人の顔写真が映された。
あの警官の顔だった。


↓意味が解らない方はこちら
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【百物語】 第30話 オルゴール
オルゴール






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【百物語】 第29話 凶器
凶器


近ごろの警察はなにやってるんだろうね。
血税でで食わせてもらってるくせに、ろくな働きしねぇんだからとんだ穀潰しだ。
先週、職場の近くで殺人事件があったんだよ。
若い女をアイスピックでめった刺し。しかも普通のアイスピックじゃない、
業務用の三本歯のやつでだぜ?怖ぇだろ。

小さな町だから、どこいってもその話で持ちきりだよ。
マスコミもかなり大きく取り上げてる。
滅多にない大ニュースだから無理もないけど、恐怖を煽るだけ煽って無責任なもんだ。

うちのばあちゃんなんか、可哀相なくらい怯えちゃって、毎日何時間も仏壇の前で手を合わせてる。
なのに警察ときたら、まだ凶器すら判明できないだとよ。まったく馬鹿にしてるとしか思えないね。


↓意味が解らない人はこちらへ
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【百物語】 第28話 本当にあった怖い話
本当にあった怖い話


985 本当にあった怖い名無し sage 2006/06/17(土) 00:01:49 ID:m98Vn9eW0
明日も早いので投下するだけ投下します。
あ、ところで、けっこう前に、神社の下で寝泊まりしてたら
幽霊だと思われてばあさんが死んだって話なかったっけ? 
あれまとめサイト入ってる? それでは投下。


うちは田舎の農家で、母屋、倉、便所に囲まれるみたいに庭がある。
で、庭の隅の方に三十センチくらいの高さのまるっこい石が置いてあって、正月に餅を挙げたりする。
父親はその石をウヅガアさんと呼んでいた。
小さい頃、秘密基地に使おうと思って手を出したら、
軽トラの掃除してた母親がすっ飛んできてぶん殴られた覚えがある。触ってはいけないものらしい。
そのウヅガアさんの話。

確か三が日が過ぎてすぐだったと思う。
夜中、ウヅガアさんの方から猫の声がした。ぎゃあぎゃあ鳴いている。
当時、同じ部屋で寝起きしていた俺と兄は顔を見合わせた。猫の季節ではない。
俺「餅かなあ」
兄「餅じゃない」
ウヅガアさんに挙げる餅は大人の掌ぐらいのサイズで、
翌朝くらいには狸か犬か知らないけど、動物が食べたようなあとが残っている。

俺も兄も、きっと猫がウヅガアさんの餅を食いにきて喧嘩でもしてるんだろうと思った。
無視する事に決めて、しばらくは馬鹿話をしたりしていた。
でもその内鳴き声はどんどん大きくなってきて、窓のすぐ外で鳴いてるみたいになってきた。
とうとう兄が立ち上がった。
兄「うるせえなあ。おい、k(俺)一緒にこい」
俺「一人で行きゃいいじゃん」
兄「こういう時は一人で行かないもんなんだよ」
という訳で、俺と兄は懐中電灯を持って庭へ出た。
寒くて寒くて、パジャマの上にコート羽織ってニットまで被ったのを覚えている。
兄も「さみー」等と言いつつ、庭を突っ切ってウヅガアさんの方へ歩いていった。
兄「あ、やっぱ猫じゃ…うおおっ?!」
猫ではなかった。


そこにいたのは、裸の子供だった。
ウヅガアさんにべっとり張りついてぎゃあぎゃあ鳴いていた。




986 続き sage 2006/06/17(土) 00:04:18 ID:qg6GHBxg0
兄と俺は即座に逃げ出した。うしろからぎゃあぎゃあ言う声がする。
必死で走って、玄関に飛び込むと普段はかけない鍵をかけ先を争って二階の自室に飛び込んだ。
ドアを閉めて顔を見合わせて、俺たちは意味もなく肩を叩き合った。
俺「何あれ?!何あれ?!」
兄「知らねーよ!!何あれ?!」
俺も兄も半泣きだった。

とにかくその日は兄のベッドに二人で潜り込んで朝までガンガンにハードロックかけて震えていた。
曲と曲の合間に、窓のすぐ外からぎゃあぎゃあ言う声が聞こえた気がした。
翌朝、結局一睡も出来なかった俺たちは、母親が食事の用意を始める音を聞くと
食堂へ駆け下りて怪訝な顔をする母親に喚き立てた。
兄「母ちゃん!!ゆうべお化け見た!!」
俺「ウヅガアさんのとこでお化け見た!!」
母親の顔がはっきり強張った。
母「何?! あんたら、見たの?!」
兄「ぎゃーぎゃー言うから猫だと思って追っ払いに行ったら、おかっぱで裸の…」
母「言うな!!!」

母親の剣幕に俺たちはビックリして固まった。
母親は濡れた手で兄ちゃんと俺に平手打ちを喰らわせると、
「父ちゃんのところに行け!!」と怒鳴った。
もう訳が分からない。
兄と俺は本気で泣きながら父親のところへ行って、まだ寝ていた父親を叩き起こすと一部始終を話した。
父親は難しい顔をして聞いていたが、最後に一言尋ねた。



987 続き sage 2006/06/17(土) 00:05:18 ID:qg6GHBxg0

父「y(兄)、お前、ウヅガアさんのとこで、喋ったか」
兄「…喋った…」
父「kは?」
俺「喋ってない…」
「そうか」というと父親は俺に待っていろと言い、兄だけ連れて部屋を出た。

俺は一人でいるのが心底嫌だったが、去年死んだ校長先生(w)に必死に祈っていた
(他に身近で死んだ人を思いつかなかった)。
しばらくして父親が帰ってきた。兄はいない。

父「yはしばらくカミのイッドーさんとこに行く。お前は川に行って丸い石を年の数だけ拾ってこい。
拾ったら帰りは振り向くな。家出てから門くぐるまで喋っても駄目だ」

俺は意味が分からないながらも父親の言う通り、丸い石をいくつか拾って帰った。
ウヅガアさんの方は見ないようにした。
戻るとちょうど兄が母親の車に乗せられて出かけて行くところだった。兄は青い顔をしていた。
石は家の中のいろいろなところに置いた。
玄関、部屋の入り口、便所、風呂、台所とかだったと思う。
最後はウヅガアさんのところに連れて行かれてウヅガアさんの前に最後の一つを置いて、
思いっきりその石を踏まされた。
俺はこれでおしまいだった。
しばらく怖くて父親と一緒に寝ていたが、特に変わった事もなかった。


988 続き sage 2006/06/17(土) 00:06:22 ID:qg6GHBxg0
カミのイッドーさんちへ行かされた兄は大変だったらしい。
カミのイッドーさんはいわゆる本家だ。
未だに兄は詳しい事を教えてくれないが、
毎日神様拝みをしてお神酒を枕元に挙げて従妹と同じ部屋で寝ていたらしい。

お神酒は朝起きると黄色くなっていたという。
従妹といってももう四十近い人だったのだが、必ず化粧ポーチを足もとに、
櫛を枕元において、「カ行」の多い祝詞みたいなものを毎朝称えていたそうだ。
帰ってきたのは十日後だった。
兄はげっそりやつれていて、決してウヅガアさんの方を見ようとしなかった。

それからも餅を挙げたあとはたまに「ぎゃあぎゃあ」が聞こえた。
その度に俺は父親の部屋へ入り浸り、兄は正月をイッドーさんちで過ごす事になった。
未だにアレが何なのかは教えてもらえない。
皆さんも、石にべったり張りつくおカッパの裸の子供を見たら、
決して声を出さず他言しない事をお勧めする。


というわけで、これから俺はイッドーさんち行きです。
単位危うくしつつも現世と隔絶した生活を送ってきます。
イッドーさんちで聞いてみるけど、「ぎゃあぎゃあ」に心当たりある人、情報おくれ。
長文ごめん。ほんとごめん。



244 前スレウヅガアです sage 2006/06/18(日) 21:36:39 ID:hbbVXB0p0

一番洒落にならないのは、出かけてた間に集中が終わっていた事だ。
さようなら俺の必修…

イッドーさんちに行ったのは、先日ウヅガアさんを俺が蹴っ飛ばしたから。
酔っぱらってて、自転車から降りた瞬間よろけて蹴っちゃったんだよね。
こりゃヤバいと思って自主的に行きました。
で、イッドーさんち行くなら同じだと思ってカキコ。
結構反応よかったみたいで、良かったですw
以下イッドーさんちで聞いてきた事。

・カミのイッドーさんは「上(地名)の一統さん」。
・ウヅガアさんはウジガミさん。旅の山伏かなんかを殺して埋めたとか言うけど多分嘘だろうとの事。
・「ぎゃあぎゃあ」とウヅガアさんは別。ウヅガアさんは家の守り神(でも凄く良く祟る)で、
「ぎゃあぎゃあ(イッドーさんたちはワロ(バロ?)といっていた)」は
もっと良くないもの。何なのかは教えてもらえなかった。

・イッドーさんちのじいさんの弟も昔見たらしい(推測)。十三歳で死んでいる。
・あの変な祝詞は「カカカイオヤソ、ケカレカンガロ、ククッテカシコン、カシコンデコモ、コモ」
(耳コピー)。意味不明w

・イッドーさんちにもウヅガアさんがあった。ウッガアさんと呼ばれていた。
・「ぎゃあぎゃあ」はイッドーさんちには出ない。
エダ(分家)ばっかり、四、五回くらい出たが、姿を見たのは前述のじいさんの弟と俺たち、あと近所の人。
・姿を語るといけないらしい。



245 前スレウヅガアです sage 2006/06/18(日) 21:38:37 ID:hbbVXB0p0

意外と早く帰って来れたのは、
今回は直接見た訳でも「ぎゃあぎゃあ」の前で喋った訳でもないからだそうです。
但し、蹴っ飛ばしてウヅガアさんを動かしちゃったのはまずかったそうで、
しばらく家で神様拝みをして、ウヅガアさんに餅と御幣を挙げなさいとの事。
しかし謎だらけなので、某地方大で民俗学やってる友達に聞いてみました。

・ウヅガアさんは典型的な屋敷神だろう。
正月に餅上げるし、一般的に良く祟るから。氏神、内神の転訛(なまり…?)だろう。

・喋ってはいけない、振り向いてはいけないというのは葬式、しかも野辺送りの時の作法に似ている。
・川原石を拾ってくるのはお墓の周りに積んだりする事もある。
乳幼児が亡くなったとき、墓石を立てずに川原石を積む事もある。

・年の数、というのが面白い。多分身代わりみたいな意味があるのでは。
・石を踏んだのは、踏む事に呪力があるとされるから。相撲と一緒。(…?)
・従妹は多分姉妹の代わり。姉妹は兄弟に対して強力な呪力を持つとされる。「妹の力」。
・化粧道具と櫛もそう。血のつながった「女」である事が重要。

だそうです。詳しくは概説書を読め、だそうで。
結局謎が増えただけですたorz



246 前スレウヅガアです sage 2006/06/18(日) 21:50:52 ID:hbbVXB0p0

そいでもって「ぎゃあぎゃあ」の容貌についてですが
どうなんだろう。いいのかなこれ。大丈夫かな。
不安なので間接表現で。
まず呪怨の子供にぼさぼさのおかっぱヅラを被せます。
で、もっと目を大きくしてぷにっとさしてなんか「ぽー」って感じの顔にします。
猫みたいにくったりさせてぎゃあぎゃあ鳴かせるとそんな感じ。


あーでも大丈夫かな俺。
駄目だったらまたイッドーさんち行きな訳ですがw




445 ウヅガア最終報告 sage 2006/06/21(水) 21:52:43 ID:y2dcypjh0

きっと誰も待ってないと思うけど。
ここ以外に報告できるような場所もないのでorz

イッドーさんちを出て都会でキャリアウーマン(w)してるイッドーさんの長女に話を聞けました。
大人がぼちぼち離してくれたのをまとめた感じらしいです。
つうか俺こんな事してるとその内死ぬんじゃねえのかな。
以下報告。

・「ぎゃあぎゃあ」は「ワロ」で「シロゴ」だ。
・イッドーさんの更に本家(山越えて他県、今はもう死に絶えてる)は、
神様拝みをする家で、シロ(寄り代っていうの?)に松葉の人形を使っていた。

・でも実は気合いの入った(w)拝みをする時は、子供をシロに使う。
その子供はシロ用に生ませた子で、よく分からん儀式をしたあとで父と娘か母と息子で生む。
とにかく沢山うんで、全員まとめて奥座敷(でかい座敷牢のようなものではないかとの事)で育てる。

・シロゴと同時に姉弟もしくは兄妹でサイと呼ばれる子供を産むこともたまにある。
 サイはエダ(分家)に里子に出される。
・シロゴは大抵カラゴ(いわゆる障害者ではとの事)で、一回きりの使い捨てだ。
・使ったら石(=ウヅガアさん?)で殴り殺す。同時にサイを戻して神様拝みをさせ、遠くの村に嫁・婿にやる。

・本家がつぶれてから(明治半ばくらいらしい)、
エダで一番古かったカミのイッドーさんちが本家になったが、
カミでは作法を知らなかったので、ワロを使った神様拝みはしなかった。
ワロの鎮め方だけどうにか知っていた。

…嘘くさい!すげえ嘘くさい!! 伝奇ものホラーゲームの設定みたい!!
けど背筋が凍るほど怖いのは俺だけですか?
そんな訳で最近左右の目で見え方が変わってきている俺でした
明日眼科行ってきます


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【百物語】 第27話 動かすなっ!
動かすなっ!




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【百物語】 第26話 修学旅行先での悪夢
もうすぐ夏ですねぇ★





いやすぎる・・・


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【百物語】 第25話 彼女からの手紙
彼女からの手紙


昨日彼女に浮気がばれた。
夕方仕事から帰ると郵便受けに彼女からの手紙が入っていた。


まじいをこっにくこんてはかろやて家らしきねで9にみ


なんだこの手紙はビンゴのように等間隔に書かれている。
晩飯を食べながら考えているとインターホンが鳴った。
こんな時間に誰だろう。


↓意味が分からない人はどうぞ
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【百物語】 第24話 死体が消える井戸
死体が消える井戸


ある日、泣き声がしゃくに障ったので妹を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた

5年後、些細なけんかで友達を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた

10年後、酔った勢いで孕ませてしまった女を殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていた

15年後、嫌な上司を殺した、死体は井戸に捨てた次の日見に行くと死体は消えていた

20年後、介護が必要になった母が邪魔なので殺した、死体は井戸に捨てた
次の日見に行くと死体は消えていなかった
次の日も、次の日も死体はそのままだった


↓意味が分からない人はどうぞ
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【百物語】 第23話 暗証番号
暗証番号



学生時代に住んでいたアパートの鍵はテンキーだったんだが、
夜中の3時頃に部屋で漫画を読んでいたら突然ドアノブをがちゃがちゃする音が聞こえた。

ビビったけど鍵かけてるし大丈夫だと思っていたらピッピッと暗証番号を押す音が聞こえ血の気が引いた。

その当時テンキーの設定を変にいじってしまい
Eというパネルを押すだけでロックが解除される設定になってて、
ドアの向こうにいる奴が適当にボタンを押している内にロックが解除されてしまった。

運よく普段めったにかけないチェーンをかけていたんだが、
チェーンで開けられないにも関わらず、ドアを無理やり開けようと3分くらいガンガンやった後、
静かになったので恐る恐るドアを開けて見たらもういなかった。

すぐに暗証番号の事情を知っている友人に連絡を取ったが、
部屋には来ていないし深夜だったので怒られた。

そもそも普段から廊下を歩く音が余裕で聞こえるのに、
そいつが去った時に聞こえるであろう足音が全く聞こえなかったのが怖かった。


↓補足
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【百物語】 第22話 恐怖心理学入門



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【百物語】 第21話 片ひたのわらじ 





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【ホラー】 怖い騙し絵
怖い騙し絵


新しいな

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【ホラー】 ある雨の日
雨更新

ある雨の日

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【百物語】 第20話 「約束」
約束




呼ばれたら必ず返事をしなければならない家。

でも寝てるときは呼んでやるなよ・・・。

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【百物語】 第19話 壊れたヘッドホン
壊れたヘッドホン


さっき、2万4千円のヘッドホンが突然壊れた。
音楽を大音量で聴き過ぎたせいか、いきなりプチッと音が出なくなった。
俺はムカついて思わずわざとテレビを床に落とした。
ズドンとテレビが床に落ちた振動を感じて俺はふと我に返った。
何やってんだ俺は。このテレビは15万もしたじゃないか。

たまたま落とした場所には布団が敷いてあって、
落ちた振動は多少あったが落ちた音は全くしなかった。
たぶん壊れていないだろうと思いながらテレビの電源を入れてみた。
映像は普通に映るのだが、音が全く出なくなっていた。
最悪だ。15万円のテレビまで壊れてしまった。

それにしても今日は外が不思議なくらいに静かだ・・・



↓解説
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【百物語】 第18話 水辺の写真



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【百物語】 第17話 百物語
百物語

百物語の後日談「稲生物怪録」

「稲生物怪録」は備後国(現在の広島県)三次藩(現在の三次市)の武士・稲生武太夫が
友人と共に百物語を行った後、30日間に渡って続いた怪異と武太夫の根競べを綴ったものです。

この30日間の怪異は稲生武太夫自身の手によって手記として残され、
後年に日本史にも名を残す国学者・平田篤胤の手によって編纂され「稲生物怪録」
として世に広まっていったのです。

「稲生物怪録」に描かれた百物語の怪異とは?
平田篤胤は、「古事記」「日本書紀」などの
日本古来の歴史や文化を考察した研究で知られていますが、
神霊の実在についても研究していました。

神隠しにあって神仙の世界で修行した少年からのインタビューをまとめた「仙境異聞」、
転生の実例を取り上げた「勝五郎再生記聞」などの著作にも、篤胤の姿勢は表れています。

そんな篤胤が、習俗として盛んに行われながら記録の残り難かった「百物語の怪異」
の実例を取り上げないわけがなかったのです。
では、「稲生物怪録」に記された百物語の怪異とはどのようなものだったのでしょうか?


稲生武太夫と怪異の30日間武太夫が最初に出会った百物語の怪異は、
「大入道」「一つ目小僧」を思わせる巨大な手を持った髭の男でした。
武太夫は連れ去られそうになるも寸での所で難を逃れます。

それ以後、様々な妖怪変化が入れ替わり立ち代わり武太夫の前に現れます。
しかし、どんな妖怪も武太夫の肝の座り様に根を上げてしまいます。
そして30日目、武太夫の元に現れたのは山本太郎左衛門(さんもと・たろうざえもん)
という妖怪の総大将でした。

太郎左衛門は武太夫の胆力を褒めたたえ、
友情の証として木槌を武太夫に贈りました。
その日以来、武太夫の元で怪異が起こることはなかったといいます。

「稲生物怪録」のその後「稲生物怪録」には、
武太夫の30日間は1769年に起きた実際の出来事として記録されています。
その証拠として、武太夫の子孫の元には「稲生物怪録」の
原本と太郎左衛門から贈られた木槌が残っているのです。
舞台となった三次市では、現在「稲生物怪録」で町おこしを行っているのです。







百物語やるなよ 

絶対になるやなよ



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【ホラー】 怖すぎるお化け屋敷の広告
イギリス、ロンドンの地下鉄に設置されたとある広告が、
“怖すぎる”という理由から撤去されることになりました。
いったいどんな広告なのでしょうか?

その怖すぎる広告はイギリスのお化け屋敷“ロンドン・ダンジョン”の液晶ディスプレイ広告。

1553年から1558年にかけて300人以上のプロテスタントを
生きたまま火あぶりにかけたイングランド女王、
メアリー1世が恐ろしいゾンビにかわるというものです。

ただの肖像画が一瞬にしてゾンビに変わるこの広告に乗客の多くが驚き、
地下鉄に苦情が殺到しました。

そのため、広告基準公団ASAは広告の撤去を決定。
ブラッディ・メアリー(ブラッディ・マリー)は広告基準をすべて満たしながらも
そのクオリティの高さゆえにお蔵入りとなってしまいました。

どうしても見たいという方のために動画がありますので、そちらでその恐怖をご堪能ください。




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【百物語】 第16話 訪問者







怖すぎ・・・

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【百物語】 第14話 寿命のロウソク 





こういう昔話が一番くるな


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【百物語】 第13話 エミリーの赤い手袋
エミリーの赤い手袋





こわ!!

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【百物語】 第12話「光るパズル」
光るパズル


最近一人暮らしするようになって、
部屋のインテリアとして、パズルを飾ることにしたんだよ。
光を浴びて、暗くなると光るってやつで、その光が儚くていいんよね。
この前も夜帰ってきたら、そのパズルが淡く光っててさ、
なんか出迎えてくれているようで癒されたんだよ。
またパズルやりたくなってきたし、
今度は同じサイズで2000ピースのやつ買ってみるかな。


↓意味が解らない人はここへ
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【百物語】 第11話 「カサ売りお花」
カサ売りお花

結構怖いので注意。

作中でバアさんは三河から黒河にいくつもりだったようだが。
黒河の主とは陰陽師に出てきたカワウソのことのようだ。







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